「社会」と「企業」という言葉は矛盾語法と読めます。その理由は社会的な仕事は営利的には出来ず、企業は利益だけに集中すべきだと暗に意味しているからです。社会的企業の定義は社会に前向きな社会的変化を生み出す組織や活動と表現されてきました。その定義をより掘り下げると、社会的企業は強い社会的義務を持ち、ハイレベルのイノベーションを実施し、また同時にマーケットに対して戦略的なアプローチを持っていることを意味しています。(Source: Nicolls and Cho 2006)
多くの証拠が示すように、確立されたビジネスモデルとしての社会的企業というのは依然として多くの社会的問題を解決することが可能です。我々のソーシャル・ベンチャー・カタログの中にある社会的企業のポートフォリオの中からその良い事例を見ることが出来ます。。
お客様へのコンサルテーションサービスのために社会的企業を三つのカテゴリーに分けました。我々は日々の営利活動の中であらゆる意味で社会的、環境的価値を示している社会的企業に興味を持っています。
これらのモデルは,
1) 持続可能な商業的活動を持つ慈善事業: タイトルの示すとおり、商業活動による収入を持つ慈善事業を指します。例えば補助金だけに支えられているのではなく、お客様にサポートされている、もしくは製品・サービスの提供により収益をあげている商業活動を持つ慈善事業や、営業活動が損益分岐点に達していてさらに利益を生み出し、それが慈善事業に投入される場合などです。
2) 社会的に意欲的な事業:コア事業が社会的に意味があるようなデザインされ、動かされている事業を指します。このような事業は社会的・環境的インパクトを最大化しようとします。これらのベンチャーは一般的に、社会的製品もしくはサービスのギャップを埋めることを目的としています。このようなビジネスは、収支が均衡しているかそれ以上に収益があり、超過利益分を事業のさらなる拡大のために再投資します。ステークホルダーへの利益還元は、限定的な配当金かボーナスの形で行われ、各々の企業のポリシーと委託の内容により決まります。
3) 社会的責任のある事業: この事業はこれまでの伝統的なビジネスのように様々な方法で経営されていますが、それらのミッションに結びついた,倫理的かつ責任があるベストプラクティスを通じて、社会的・環境的にこれまで以上に貢献しています。これらの企業は営利活動を目的とした企業と同様に運営されていて、事業活動を通じて得られる利益はステークホルダーに分配されることがありますが、さらなる活動を通じて彼らのコミュニティと環境に対してよりいっそう貢献するでしょう。社会的・環境的、そして経済的な果実は、社会的に責任のある事業によって平等に最大化されています。
下記の表は社会起業家モデルについてさらに補足説明しています。弊社は特定のモデルだけが社会的、財政的に優れているとは思っておりません。この三つのモデルはマーケットの中で全ての社会的起業家モデルを示しているのではなく、弊社が協業しているセグメントグループへ貢献するためのものです。
